【ありがとう!子育て通信】55号〜「まわりにある奇跡」〜
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教育政策ラボラトリ
【ありがとう!子育て通信】
No.055 2015年3月5日発行
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だんだん春めいてきましたね!
梅の花が咲いていい匂いです。
こうなると桜だよりが待ち遠しいですね。
春まで、もう一息!
花粉症にはツライ時期ですけどね…(+_+)
それでは、今週も【ありがとう子育て通信】
お届けします!
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—- もくじ——————————
1.今日のエッセー
「まわりにある奇跡」
2.ワークショップスケジュール
HPにて動画公開中!
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「子どもを育てるためには、自分の時間をがまんしなくちゃ
いけないでしょう?だから、したくないし、そもそも、できない!」
「そうそう…悪いけど、泣いてる子をみると、うるさいとしか思えないんだよね」
「子どもを育てるには、お金がかかる。親の収入によって子どもの育ちや
将来に影響がでる。稼げない時は子どもを産むべきでないよ」
小児看護学の授業での学生の意見だ。
学生は、19歳から20代半ば。
どうも、子どもを産むことに対して、希望がもてないようだ。
子どもがいると幸せな人生の妨げになるかのようにも聞こえる。
リクルートの調べでは、働く女性の妊娠したい希望年齢は、35歳まで
という意見が多かったらしい。
仕事ものってきて収入が安定するからというのが理由だ。
また、20代の父親をもつ子どもの半数が、貧困家庭というデータもある。
こうしてみると、学生の意見は、今の少子化の背景や世論そのままの
縮図のように感じられる。
「妊孕(にんよう)力」と言う言葉がある。妊娠する能力のことだ。
18歳から30歳までが妊娠には最適期間だという。
この期間の妊孕力を100とすると30歳から35歳が60。
35歳以上が30まで下がる。
45歳以上は10にも満たない。
どんなに見かけが若くても、女性の卵子の老化は止められないのだ。
更に妊娠成立にも、いくつかの条件がある。
妊娠に適した成熟した卵子は、月にひとつづつ腹腔内にポン!と
おなかの中の空間へと放たれる。
すると、卵管采(らんかんさい)が卵子を拾いに行ってくれる。
卵管采は、絵本の中で描かれる魔法使いのホウキのような形を
している。
それが、卵巣に近づいていって漂う卵子を吸い込むようにして
拾うのだ。
(余談だが、拾われ損ねた卵子は、女性の腸だの膀胱だのの詰まった
腹の空間の中に消えていく)
次に、吸い込まれた卵子は、卵管采の中にある広いホールの中で
精子を待つことになる。
その時間、数時間から1日。
この短い間に精子に出会うことができれば、めでたく受精卵となる。
ただし、固い卵子の中に入り込む能力をもつ精子でなければダメだ。
しかし、これだけではない。
卵管采で精子を受け入れた卵子(受精卵)は、1週間から
2週間かけて子宮まで旅をして子宮壁に接着(着床という)
しなければ妊娠しない。
なんと不思議なことだろう!?まさに奇跡だ。
「自分の幸せをがまんしてまで子育てしたくない」
などと言ってる場合ではない。
こんな奇跡、なかなか体験できるものではない。
確かに、子育ては大変だしお金もかかる。
けれど、それは子育てのひとつの側面でしかないはずだ。
我が家に子どもがやって来た、この不思議さに心ふるわせた
あの瞬間に、ずっと謙虚でいたい。
そして、胸を張って子どもに感動したこと、面白かったこと、
嬉しかったこと、素敵なことを、言葉にしたい。
ポジティブな思いを言葉にすれば、子育て世代全体の行動も変わるだろう。
表情も楽しげに、瞳に光も宿るかも。
行動は習慣も変える。
やがて、それを見たり聞いたりした学生たち、若者世代は思うだろう。
「子育てって…楽しいかも!」
日本が変わる鍵を、今の子育て世代が握っていると言えないだろうか?
ありがとう子育てワークショップはきっと、その助けになると思う。
(カナ)
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2.ワークショップスケジュール
次号まで お待ちください。
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「ありがとう!子育てワークショップ」
動画HPで公開中!━━━
「ありがとう!子育てワークショップ(キッズ版)」の動画を、
当ラボラトリのウェブサイトから視聴することができるようになりました。
↓↓こちらからご覧いただけます。
http://www.kyoiku-labo.com/movie/
まだご覧になっていない方、是非一度、ごらんくださいね。(#^.^#)
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