【ありがとう!子育て通信】53号〜「母乳の意義と子育て」〜
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教育政策ラボラトリ
【ありがとう!子育て通信】
No.053 2015年2月6日発行
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大雪にインフルエンザ。
今年の冬将軍は
やりたい放題、好き放題。
みなさま、
いかがお過ごしでしょうか。
寒くても、元気で楽しく
すごせますよう、
工夫していきたいですね!
それでは、今週も
【ありがとう子育て通信】
お届けします!
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—- もくじ——————————
1.今日のエッセー
「母乳の意義と子育て」
2.ワークショップスケジュール
HPにて動画公開中!
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●◇●−−1.今日のエッセー
「母乳の意義と子育て」
イルカやうさぎの10分の1。
犬の8分の1。
牛では、3分の1。
これは、ヒトの母乳の中に
含まれる、たんぱく質の割合を
他の哺乳類と比べたものだ。
タンパク質は身体を造る材料だ。
子どもの体を成長させるため、
乳にはタンパク質がたくさん
入っているものだ。
しかし、なぜかヒトの母乳は
ほかの哺乳類にくらべて
タンパク質が少ない。かわりに
糖質の割合がとても高いのだ。
糖質の役割のひとつは、脳の
エネルギー源となること。
ヒトは、身体を造る以上に、
脳の成長が大事にされている
動物だということがわかる。
その理由は、「会話」する能力を
育てるためだと言われている。
授乳スタイルにも、
それが現れている。
ヒトの子は授乳中によく眠る。
こんな不効率な授乳は人間だけだ。
授乳中に眠ってしまったら、他の動物
なら、天敵に食べられてしまうだろう。
眠る子に声をかけ、また吸う…
こんなくりかえしの母子相互の
やりとりは、「会話」の練習となる。
自分がまず話して(吸って)
黙る(眠る)。
すると、相手が話しだす。
(ママが声をかける)
再び、自分が話し出す。
(再び吸い始める)
会話そのものだ。
さらに面白いことに、授乳中には、
オキシトシンというホルモンが出て、
母子ともに幸せな気持ちを味わう
ことができるようになっている。
会話して、人と関係をつくることを
「心地よい」と感じて子は成長する。
続いて、母乳から固形物を食べる
離乳時期が訪れる。
食べる営みを通して、唇や舌の
動きが複雑になってくる。
この動きが、「言葉」を話す
能力の基礎となる。
言葉を話すには、舌が上下左右前後に
自由に動く必要があるからだ。
こうしてみると、
ヒトは母乳によって脳の成長が
保証され、会話の練習をし、
相互関係の心地よさを味わう。
やがて、言葉を覚え
ルールと秩序を身につけ、
社会化され自立するのだ。
「母」という字は、
ふたつの乳房を表わしている
そうだが、母乳の力は
かくも偉大だ。
子育てに悩んだり、
つまづいたときは
「人はどう創られたか?」
とシンプルに考えたら
よいのかもしれない。
ありがとう子育てワークショップ
の構成もシンプルだ。
言葉の大切さ。
関係の心地よさ。
人としての原点。
ありがとう子育てワークショップが
大切にしていることは
母乳の意義と似ている気がする。
(カナ)
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2.ワークショップスケジュール
次号までお待ち下さい。
◇●◇—-
「ありがとう!子育てワークショップ」
動画HPで公開中!━━━
「ありがとう!子育てワークショップ」
(キッズ版)」の動画を、当ラボラト
リのウェブサイトから視聴することが
できるようになりました。
↓↓こちらからご覧いただけます。
http://www.kyoiku-labo.com/movie/
まだご覧になっていない方、是非一度、
ごらんくださいね。(#^.^#)
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※※ 編集後記 ※※
家族がインフルエンザに
やられました。
娘の学校は学年閉鎖になりました。
ものすごい勢いでした。
治ったかと思ったら、弱った体に
別の菌がとりついて、
次々ドミノ倒しみたいです。
みなさんも、お気を付け下さい!
(カナ)
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