『ありがとう!子育て通信』 007号
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教育政策ラボラトリ 『ありがとう!子育て通信』
No.007 2013年2月21日発行
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冬、真っ只中。ここ沖縄もけっこう寒いのです。
移住一年目の冬。「沖縄に冬はない!」と喜び、
2年目の冬。「沖縄にも冬がある!と」ストーブを買い、
今では、気温15℃で震え始める私です。
慣れというのは不思議なもの、
子育てもなかなかやりがいがありますが、少しずつ
上手になり、楽になっていくのでしょうね。
ゆっくり着実に、子どもといっしょに育っていきましょう。
—- もくじ————————————————-
1.新春エッセー:こどものヤル気を引き出すために
2.お知らせ:ワークショップスケジュール
ありがとう!子育てワークショップ動画公開中!
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◇●◇:お母さんに必要なこころの姿勢 ━━━━━━━
「うんこ、うんこ、うんこォー」
教室に入ってくるなり叫ぶS君(5才)。そのままトイレに駆け込
みます。そして、「おおっきかったーっ」とていねいな報告。
「しっこ、しっこ、しっこォー」
これまた、あわただしくトイレに飛び込むK君(7才)。
トイレのドアは開いたまま、なにやら歌声が聞こえてきます。
この子たちの場合、ほめ言葉は当たり前のように心と頭に入ってい
きます。そのさい、ほめ方は、心から、大げさに、抱きつくほど
に喜びを表すのがミソ。
すると、うれしそうにニッコリ。ほめられた言葉の通りに、本当に
ほめられた通りに反応するんです。
このK君、S君たちも、はじめからこうだったわけではありません。
ダダをこねたり、逃亡したり…。学ぶ楽しさが身につくまで
半年から1年ほどかかっています。
その間、家庭と教室の両方で、忍耐をもって教え続け、ほめ続け、
矯正し続け、励まし続け、待ち続ける必要がありました。
ここで、必要なのは、導く側の「できる!」という確信のようなもの。
ご承知のように、子ども達は何度も裏切ってくれます。
その度に「この子、できないんじゃないか」
「うちの子、むりなのかも」さらには、「私、ダメ親なのかも?」と
「あくま(?)」の声が聞こえたりするのです。
このとき、ふんばれるかどうかがカギとなるようです。
必要なのは「自分も、子どもも、突破できる!」という確信です。
あくまの声は、いずれはやってくるもので、実はそれは想定内。
ことばと体で自分と子どもを励まし続け、心が満タンになれば、
気がつけば、いつの間にか、突き抜けているものです。
Kちゃんは9才。
ほとんど人前では話しません。
名前を聞かれて、答えるまで10秒から20秒かかります。
そんなこともあって、学校では、なかよし学級でかつやく中。
この子が英語のお勉強をしたいと言ったということで、
お母さんにつれてこられました。
最初はまるでがまんくらべ。ただ時間がながれるばかりでした。
ありがたかったのは、他の子どもたちがKちゃんと私に
やさしかったこと。
時が流れ、今、このKちゃん、かんたんな英語の文章をスラスラと
読んだり書いたりできるようになりました。アメリカ人の先生と
英語での受け答えもできるようになっています。
今でもほとんど話す子ではありませんが、お母さんは言います。
「この子、家ではおしゃべりなんです。英語の本も大きな声で読ん
でるんです。」
振り返ればこのお母さん、謙遜で控えめなことばの中に、いつも
「この子はできる!」と確信をもっているように思います。
「いつかきっと出来る」と思って、子育てを続けましょう。
(けせらー)
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◇●◇お知らせ:ワークショップスケジュール ━━━━━━━━━━━━
「ありがとう!子育てワークショップ」は全国各地で開催中!
一度参加された方もウェルカムです。
参加希望者は、必ず事前に教育政策ラボラトリ事務局
までお問い合わせ・お申込みください。
=2013年3月=
1日(金)午後1:00〜「子育てワークショップ(キッズ版)」
午後7:00〜「子育てワークショップ(ティーンズ版)」
@尾倉市民センター和室 in 福岡県北九州市
いずれのセッションも、ワークショップを開いている時間に、
裏番組として、以前ワークショップを受けた人たちのための
フォローアップセッションを予定してします。
◇●◇「ありがとう!子育てワークショップ」動画HPで公開中!━━━
「ありがとう!子育てワークショップ(キッズ版)」の動画を、
当ラボラトリのウェブサイトから視聴することができるようになりました。
↓↓こちらからご覧いただけます。
http://www.kyoiku-labo.com/movie/
まだご覧になっていない方、是非一度、ごらんくださいね。(#^.^#)
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※※ 編集後記 ※※
いじめのシンポジウムに行ってきました。
わかったことは、昔も今もこれからも、いじめはあり続けるということ。
また、今のところ、行政や教育現場にも解決策はないということ。
しかし、効果のある最後のとりでとして、親たちの自助グループがある
ということでした。
「ありがとう!子育てワークショップ」これからもよろしくです。(けせら)
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↓↓ありがとう!子育てワークショップに関するお問い合わせはこちら
≪教育政策ラボラトリ 事務局≫
◇住所:151-0053 東京都渋谷区代々木5-43-5
◇電話 : 03-3469-7314 / 090-6504-6071
◇Fax: 03-3469-7314
◇Email: info@kyoiku-labo.com
◇教育政策ラボラトリ: http://www.kyoiku-labo.com/
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